大分県別府市で去年起きた大学生ひき逃げ死傷事件で重要指名手配されている八田容疑者の目撃情報について、関東エリアで急増。このため県警は情報の精査や追跡捜査する人員を増やし、態勢を強化したことを明らかにしました
捜査特別報奨金の対象事件にも指定されていて、有力な情報提供者には公的懸賞金として300万円が支払われます。遺族による私的懸賞金500万円も含めると上限額は800万円となっています

ーひき逃げ事件発生からこれまでの経緯ー

2022年6月29日午後7時45分頃事故発生 大学生2人死傷 八田與一容疑者逃走
7月4日八田與一容疑者「ひき逃げ」容疑で公開手配
7月6日別府市内の主要交通機関に八田與一容疑者の顔写真入り手配書掲示
7月22日八田與一容疑者の新たな顔写真公開
10月25日「検挙に向けて全力を尽くす」着任会見で県警 種田英明本部長
11月19日遺族らが最大500万円の私的懸賞金を出すことを決定
11月29日大学生の情報提供を呼びかるホームぺージ立ち上げ

ひき逃げの疑いで警察庁から重要指名手配に指定されているのは八田與一容疑者(27)。八田容疑者は去年6月、別府市野口原の県道で停車中のバイク2台に軽乗用車で追突、大学生2人を死傷させ現場から逃走した疑いがもたれています

ひき逃げ事件が発生する前

捜査関係者によりますと事件当日、八田容疑者は職場に出勤したものの体調不良を理由に午前中で早退し、午後4時に商業施設でコップを購入していることがわかっています。この時、施設の駐車場で亡くなった大学生との間でトラブルが起きていました

男子大学生1人が命を落とし、もう1人はけがをしました。
バイクに乗っていた2人は友人同士で、けがをした男性は、八田容疑者とは面識はありませんでした。 一方で、直前に“トラブル”があったといいます

被害に遭った大学生のコメント
八田がスピーカーですごく大きい音を流していて、それを不審に思った(亡くなった)彼が、八田をちょっと見た。それにカッとなったか分からないが、言いがかりをつけてきてという感じ。本当にそれだけのことでした。 八田容疑者は、時速80㎞以上の猛スピードで追突したとみられ、現場にブレーキ痕や避けようとした形跡はありませんでした

元徳島県警捜査一課警部 秋山博康 氏
現場の状況からしたら“わざと”、故意。過失ではないですよね。 ノーブレーキですよ、ノーブレーキ。しかも加速して。(被害者の)証言では、自分らの方に向いてきたと。 車は、交差点の信号機の柱に衝突。八田容疑者は、車を放置したまま現場から離れ、海側に向かって逃走しました。 事件現場から約300m離れた場所にある防犯カメラに残された映像には、走って移動する容疑者の姿が確認されており、途中歩いたり再び走ったりを繰り返し、足元は靴を履いておらず裸足でした

警察庁は事件の凶悪性から八田容疑者を道路交通法違反では全国初となる重要指名手配に指定。八田容疑者を加えた新たな指名手配書が10月1日から全国で掲示されました

県警によりますと、9月末までに2363件の情報が寄せられていて、このうち目撃情報は2174件に上っています。県内が254件、県外では1678件、SNSなどのインターネットから242件となっています。地域別では、九州は327件、関東は679件、近畿は277件、そのほかの地域が395件となっています。

治験ボランティア

警察によりますと事件から2日後、現場からおよそ2キロ離れた別府市北浜のヨットハーバーで丸められていた黒いTシャツが見つかり、DNA鑑定で八田容疑者のものと断定しました。このシャツは事故当時、着ていたものとみられています。 また、軽乗用車の中からは八田容疑者が履いていたとみられるスリッパやスニーカー、リュックサックも発見されており、26日事故車両とともに公開されました。 警察には事件発生からこれまで、延べ2万人の警察官を捜査にあてています。

また防犯カメラの映像には被害者2人がバイクで通り過ぎた30秒後、同じ方向に向かう八田容疑者の車を確認。事故の状況や証拠からバイクに追突した時、八田容疑者の車は少なくとも制限速度の2倍にあたる時速80キロ以上出ていたとみられています。さらに現場にはブレーキ痕や避けようとした形跡がないことなどから亡くなった大学生の原付バイクをめがけて追突した可能性があることがわかっています

県警交通指導課は「一日も早く被疑者を発見、確保したい。全国の皆様のご協力をよろしくお願いいたします」


遺族のコメント

「車両、遺留品、防犯カメラ映像公開で思うこと。なぜ、今なんですか。なぜ、今までこんな大事な映像、車両や遺留品を公開しなかったのですか。容疑者が乗り捨てた車両と息子ら2台のバイクを警察署で確認しました。この事件の残酷さを目の当たりにし、改めて怒りが込み上げ、手が震えました。軽自動車の前方部分はぺしゃんこにつぶれ、特に助手席側の破損の酷さは衝撃の大きさを物語っていました。一方、運転席側のフロントガラスは全く割れていません。自分だけ助かろうと慌ててハンドルをきったことが分かります。横に目をやると息子のバイク。座席後ろ部分とハンドル部分がくっつきそうなくらいに折れ曲がっていました。そして今回公開の防犯カメラ映像。裸足でぴょんぴょんと飛び跳ねるよう走ったり歩いたり…あんなにも平然と、まるで何もなかったかのように。ほんの数分前にノーブレーキでバイクに追突し、壁に激突したとは思えない足取りです。そんな姿を見せられて、許せるはずがありません。容疑者は既に死んでいるのではないか。そういう声が時々聞こえてきます。そんなはずはありません。こんな残忍で卑怯な人間が、自らの罪を認め命を断つはずがありません。想像してみてください。これが自分の子どもを死なせた容疑者の姿だとしたら、皆さん、普通でいられますか」

情報提供先:【大分県別府警察署】0977-21-2131

「目がかゆい」

「マスクが手放せない」

これのせいで春が嫌い、なんて思う方もいるくらい花粉症は人によってつらい病気です。
参考ではありますが東京都健康安全研究センターが調査した結果では 48.8%、つまり約2人に1人は花粉症であるというデータがあるくらい身近な病気です。
そんな花粉症の治療というと
・アレルギー症状を抑える薬を点眼や服薬する
・マスクやメガネなどで花粉を吸収しないよう予防する
などが一般的ではありますが アレルギー反応しやすい鼻の一部分を治療するレーザー療法や 少しずつ花粉を体内に取り入れることで花粉のアレルギー反応そのものにアプローチする免疫療法 など新しい治療がたくさん生まれています

ひき逃げは、交通事故の被害者に対して深刻な危険をもたらす行為

救急処置の遅れ
ひき逃げ事故の被害者は、急速に医療処置を必要とすることがあります。しかし、加害者が逃げると、被害者の救急処置が遅れ、その結果、命に関わる危険が高まります。

証拠の消失
ひき逃げ犯が逃げると、事故の証拠が失われる可能性があります。証拠は警察の捜査や保険請求に重要であり、証拠の消失は被害者に対する正当な賠償を困難にすることがあります。

法的責任の逃れ
ひき逃げ犯が事故現場から逃げることで、法的責任を逃れようとする行為です。しかし、警察や法執行機関は加害者を特定し、刑事罰を科す努力を行います。逃げ続けることは逆に刑罰を重くする可能性があります。

社会的非難
ひき逃げ犯は社会的に非難されることが多く、評判が悪化します。また、ひき逃げ事件はメディアに取り上げられ、一般の人々から非難や批判を受けることがあります。

被害者の心理的苦痛
ひき逃げ事故の被害者やその家族は、加害者による逃走行為により心理的な苦痛を経験することがあります。被害者は怒りや不安、恐怖などを感じることがあります。

ひき逃げは法的にも道徳的にも許容されない行為であり、交通事故が発生した場合には、加害者は事故現場にとどまり、警察に報告し、被害者に対する責任を果たすべきです

 

日本においても報奨金が犯罪の解決や犯罪者の逮捕に貢献する場面がいくつかあります
以下は、日本の報奨金が関与した事件の一部の例です

神戸連続児童殺傷事件(1997年)
この事件では、神戸市内で発生した連続児童殺傷事件が報奨金の支援を受けました。事件の犯人は容疑者として逮捕されていましたが、報奨金が事件の解決に貢献し、犯人の確実な逮捕と有罪判決につながりました

京都・滋賀連続自動車放火事件(2008年)

京都府と滋賀県で発生した連続自動車放火事件では、報奨金が提供され、容疑者の逮捕につながりました。容疑者は報奨金に対する情報提供者によって特定され、逮捕されました

さくらんぼテレビひき逃げ事件(2018年)
岡山県で発生したひき逃げ事件で、報奨金が提供され、容疑者の逮捕に寄与しました。この事件では、報奨金につながる情報提供者が現れ、容疑者が特定されました

これらの事件では、報奨金が事件の解決に大きな役割を果たしました。報奨金は一般市民に対して情報提供の動機を与え、警察や捜査機関が事件を迅速に解決するための重要な手段として活用されています。報奨金の提供や利用については、警察や関連機関によって詳細が定められ、情報提供者の匿名性や安全を保護する措置が取られます

治験ボランティア